初めての不動産売却- その1 -

不動産売却を成功させるためのコツ

不動産売却を成功させるためのコツ

信頼できる不動産会社の条件は5つ!

不動産売却では、信頼性の高い不動産会社に依頼することが、絶対的な条件といえます。この「信頼性」とは、

  1. 不動産売却を得意にしている
  2. お客様に確かな情報を伝えている
  3. 地域相場にあった適正査定をしている
  4. 地元密着で地域情報の発信力が高い
  5. 営業マンが親身になってくれる

という5つを指します。
不動産会社を選ぶ際は、この5つが当てはまるかどうかを見ることが、満足度の高い結果、すなわち良い取引をするためのコツです。
では1つずつ具体的に、お伝えすることにします。

1.不動産売却を得意にしている

相場情報も隠さず公開します!

不動産売却を成功させるためには、不動産売買を専門とし、地域に精通した不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
不動産取引は、大きく「売買」と「賃貸」に分けられます。
さらに、売買には「投資」目的と「自社または個人使用」目的があり、それぞれに特化したノウハウが求められます。
不動産会社の得意分野は、その会社のホームページなどで、事業内容や取引実績を詳しく確認することができます。
不動産売却を専門とする会社を選ぶ際には、以下の点もあわせて検討しましょう。

  • 経験: その地域での経験年数が長い会社は、地域の相場や特性を熟知している可能性が高いです。
  • 専門知識: 実務経験が豊富なスタッフが在籍しているかを確認しましょう。
  • マーケティング力: 効果的な広告戦略や、幅広い売却ネットワークを持っている会社は、より多くの買主候補に物件をアピールすることができます。
  • コミュニケーション能力: 丁寧な説明と迅速な対応ができる会社を選びましょう。
  • 査定の正確性: 相場と比較し、他社との査定額に大きな差がないかを確認しましょう。

これらの点を総合的に判断し、信頼できる不動産会社を見つけることが、スムーズな不動産売却につながります。

不動産売却を得意にしている

2.お客様に確かな情報を伝えている

お客様は、不動産に関する専門的な知識を持っている人は多くありません。
どんな情報でも手に入る時代ですが、不動産のプロが持つような詳細な情報は、なかなか簡単には得られません。
特に、人生で何度も経験するものではない不動産売却については、多くの方が基礎的な知識すら不足しているのが現状です。

そのため、不動産会社は、お客様に分かりやすく、そして包み隠さず、不動産売却に関する様々な情報を提供することが求められます。
単に売りたい物件の情報だけでなく、不動産売却のメリット・デメリット、そしてリスクについても、しっかりと説明してくれる不動産会社は、透明性が高く信頼できるといえます。

お客様に確かな情報を伝えている

3.地域相場にあった適正査定をしている

不動産売却の査定は、対象物件によって、

  1. 取引事例比較法 過去の成約事例や実際に公開されている物件をベースに算出
  2. 原価法 査定対象と同等の建物を新築する仮定で費用を見立て、築年数に応じた劣化度を考慮して算出
  3. 収益還元法 査定する物件の将来的な収益見込みに基づいて算出

この3つ査定方法が採用されます。
「弊社だと他社より高く売れます」とアピールする不動産会社もありますが、このようなフレーズだけを鵜呑みにするのは、避けたいところです。
高い査定額が付くことを期待する気持ちはわかりますが、周辺地域の相場や上記の査定方法を無視したような数字だと、売れ残るリスクだけが高まります。
高く売りたいはずなのに、希望金額よりもさらに値段を下げなければ、当分、売れそうにないという状況になってしまうと、困ってしまうのはお客様ご自身です。
複数の不動産会社に査定を依頼し、査定額が提示されたなら、納得いくまで説明してもらうようにします。
その中で、誠実に説明してくれる不動産会社であれば、信頼に値すると判断できます。

地域相場にあった適正査定をしている

4.地元密着で地域情報の発信力が高い

地元に根付いた不動産会社は、

  • 地域の歴史、開発計画、生活環境など細かな情報を持ち、物件の適正価格の設定や買主へのアピールポイントの提案に活かされている
  • 地域の変化や出来事をいち早くキャッチし、SNSやブログなどを通じて迅速に、最新の地域情報として提供
  • 地元商店街や自治会と密接な関係を持ち、オフラインでの情報交換も活発なため、公には出ていない情報も入手できる可能性が高い
  • 地元住民の生活パターンや要望を熟知しているため、通勤・通学の利便性や、地域の子育て環境など的確で具的なアドバイスが可能
  • 独自の情報発信チャンネルを持っていることが多い
  • 長年の地域での活動により築いた信頼関係を基に、口コミによる情報収集と拡散が得意

といった強みがあり、不動産売却の相談や対応は非常にスピーディーです。
必然的に取引実績も訴求力も高く、適性価格での早い売却が期待できます。

地元密着で地域情報の発信力が高い

5.営業マンが親身になってくれる

不動産会社の実績が良くても、実際に対応してくれる営業マンとの信頼関係がなければ、安心して売却を任せることはできません。
お客様の悩みや希望に真摯に耳を傾け、最適な売却プランを提案してくれる営業マンこそが、強い味方となってくれるでしょう。

信頼できる営業マンを見分ける方法は、「レスポンスの速さ」と「分かりやすい説明」です。
質問に対して迅速かつ簡潔に回答できる営業マンは、豊富な経験と知識を持っている可能性が高いと言えるでしょう。

さらに、お客様の都合を優先し、最適な連絡手段や時間帯を提案できるなど、細やかな配慮ができる営業マンは、信頼感が高まります。

  • お客様の話をよく聞き、共感してくれる
  • 専門知識が豊富で、分かりやすく説明してくれる
  • 迅速な対応と丁寧な説明ができる
  • お客様の立場に立って考えてくれる

このような営業マンであれば、安心して売却を任せられるでしょう。

営業マンが親身になってくれる

不動産売却でかかる費用や査定ポイント

不動産の売却価格は、不動産会社が提示した査定額を基に、お客様が決めることになりますが、売却には諸費用や税金の負担もあり、すべてが手元に残るわけではありません。 ゆえに不動産売却の価格を決める際は、諸費用や税金の内容も、ある程度チェックしておくことをおすすめします。

諸費用

具体的には、

  • 印紙代(印紙税)
  • 譲渡所得税
  • 仲介手数料
  • ローン関連の費用(繰り上げ返済や事務の手数料など)
  • 登記関連の費用(登録免許税、司法書士報酬、必要書類の手数料など)
が挙げられます。

売買契約を締結する際の契約書に、印紙を貼付することで印紙税は納付となります。
売買する価格に応じて印紙を用意することになりますが、一般的には、10,000円~30,000円です。
不動産を売却して利益を得た場合は、利益を課税額とした譲渡所得税が発生します。

税率は所有期間によって、

  • 物件の所有期間が5年以内:39.63%
    所得税:30%
    住民税:9%
    復興特別所得税:0.63%
  • 物件の所有期間が5年を超える:20.315%
    所得税:15%
    住民税:5%
    復興特別所得税:0.315%
となっており、譲渡所得税に大きく影響します。

仲介手数料は、契約が締結されて売買が成立となったタイミングで発生する、不動産会社への報酬です。国土交通省の報酬額規定によって上限が設定されておりますが、概ね、
売買代金×3%+60,000円+消費税 の金額が目安となります。
その他、ローンが残っていれば整理しなければなりませんし、登記に関する費用も必要になってきます。

査定ポイント

不動産売却の査定ポイントとしては、一概に言えない部分もありますが、

  • 立地条件最寄り駅からの距離、周辺の利便施設(スーパー、学校など)、日当たりや騒音などの環境
  • 土地面積と形状、接道状況、用途地域と建ぺい率・容積率
  • 建物(建物がある場合)築年数と構造、床面積と間取り、設備の状態や改修履歴
  • 市場動向地域の取引事例、需要と供給のバランス、エリアの開発計画や将来性
  • 法的制限都市計画法による規制、建築基準法の遵守状況
  • 固有の特徴眺望や特殊な設備、歴史的・文化的価値
などを総合的に評価して算出されます。
地域や物件によって重視される要素は異なる場合もありますが、査定ポイントの内容を知っておくと、相談や質問が具体的になるため、査定結果に対する満足度は高まります。

不動産の売却は相場情報だけではなく税金や相続の知識も必要。私たちカエールに安心してお任せください!

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