初めての不動産売却- その1 -
不動産売却では、信頼性の高い不動産会社に依頼することが、絶対的な条件といえます。この「信頼性」とは、
という5つを指します。
不動産会社を選ぶ際は、この5つが当てはまるかどうかを見ることが、満足度の高い結果、すなわち良い取引をするためのコツです。
では1つずつ具体的に、お伝えすることにします。
不動産売却を成功させるためには、不動産売買を専門とし、地域に精通した不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
不動産取引は、大きく「売買」と「賃貸」に分けられます。
さらに、売買には「投資」目的と「自社または個人使用」目的があり、それぞれに特化したノウハウが求められます。
不動産会社の得意分野は、その会社のホームページなどで、事業内容や取引実績を詳しく確認することができます。
不動産売却を専門とする会社を選ぶ際には、以下の点もあわせて検討しましょう。
これらの点を総合的に判断し、信頼できる不動産会社を見つけることが、スムーズな不動産売却につながります。
お客様は、不動産に関する専門的な知識を持っている人は多くありません。
どんな情報でも手に入る時代ですが、不動産のプロが持つような詳細な情報は、なかなか簡単には得られません。
特に、人生で何度も経験するものではない不動産売却については、多くの方が基礎的な知識すら不足しているのが現状です。
そのため、不動産会社は、お客様に分かりやすく、そして包み隠さず、不動産売却に関する様々な情報を提供することが求められます。
単に売りたい物件の情報だけでなく、不動産売却のメリット・デメリット、そしてリスクについても、しっかりと説明してくれる不動産会社は、透明性が高く信頼できるといえます。
不動産売却の査定は、対象物件によって、
この3つ査定方法が採用されます。
「弊社だと他社より高く売れます」とアピールする不動産会社もありますが、このようなフレーズだけを鵜呑みにするのは、避けたいところです。
高い査定額が付くことを期待する気持ちはわかりますが、周辺地域の相場や上記の査定方法を無視したような数字だと、売れ残るリスクだけが高まります。
高く売りたいはずなのに、希望金額よりもさらに値段を下げなければ、当分、売れそうにないという状況になってしまうと、困ってしまうのはお客様ご自身です。
複数の不動産会社に査定を依頼し、査定額が提示されたなら、納得いくまで説明してもらうようにします。
その中で、誠実に説明してくれる不動産会社であれば、信頼に値すると判断できます。
地元に根付いた不動産会社は、
といった強みがあり、不動産売却の相談や対応は非常にスピーディーです。
必然的に取引実績も訴求力も高く、適性価格での早い売却が期待できます。
不動産会社の実績が良くても、実際に対応してくれる営業マンとの信頼関係がなければ、安心して売却を任せることはできません。
お客様の悩みや希望に真摯に耳を傾け、最適な売却プランを提案してくれる営業マンこそが、強い味方となってくれるでしょう。
信頼できる営業マンを見分ける方法は、「レスポンスの速さ」と「分かりやすい説明」です。
質問に対して迅速かつ簡潔に回答できる営業マンは、豊富な経験と知識を持っている可能性が高いと言えるでしょう。
さらに、お客様の都合を優先し、最適な連絡手段や時間帯を提案できるなど、細やかな配慮ができる営業マンは、信頼感が高まります。
このような営業マンであれば、安心して売却を任せられるでしょう。
不動産の売却価格は、不動産会社が提示した査定額を基に、お客様が決めることになりますが、売却には諸費用や税金の負担もあり、すべてが手元に残るわけではありません。 ゆえに不動産売却の価格を決める際は、諸費用や税金の内容も、ある程度チェックしておくことをおすすめします。
具体的には、
売買契約を締結する際の契約書に、印紙を貼付することで印紙税は納付となります。
売買する価格に応じて印紙を用意することになりますが、一般的には、10,000円~30,000円です。
不動産を売却して利益を得た場合は、利益を課税額とした譲渡所得税が発生します。
税率は所有期間によって、
仲介手数料は、契約が締結されて売買が成立となったタイミングで発生する、不動産会社への報酬です。国土交通省の報酬額規定によって上限が設定されておりますが、概ね、
売買代金×3%+60,000円+消費税
の金額が目安となります。
その他、ローンが残っていれば整理しなければなりませんし、登記に関する費用も必要になってきます。
不動産売却の査定ポイントとしては、一概に言えない部分もありますが、